紙パック飲料「こぼさず注ぐ」裏ワザ 試してみたら...驚くほどの差が!
「ドバドバ」が「トクトク」に

今回は、こちらの1リットル入りの紙パック豆乳で挑戦。まずは、より一般的(だと思われる)、注ぎ口を下にした方法から。動画でご覧いただきたい。
ご覧の通り、残念な結果となった。「ドバッ、ドバッ、ドバッ...」と勢いよく豆乳が飛び出し、周囲にも飛び散ってしまった。グラスの周りや撮影用の黒い背景紙に、白い豆乳がついている。

では続いて、注ぎ口を上にしてやってみる。先ほど注いだ豆乳はグラスからパックへ戻して、条件は同じに揃えた。やはり注ぎ口がかたいので、派手にやらかしそうでちょっと怖いが、その結果は......。
一目瞭然だ。綺麗にトクトクと流れていて、周囲に飛び散る気配すらない。注ぎ始めは少し怖かったが、そこさえ乗り越えればあとはスムーズ。最初はグラスを持ち上げるなどして、注ぎ口と近づけるのがよさそうだ。
ところで、なぜ注ぎ口を上にすると、中身の出方が安定するのだろうか。その理由について、生活協同組合コープこうべが公式サイト上で解説していた。
「キャップつき紙パックから飲みものを注ぐ時、出る飲み物と同じ分だけ容器の中に空気が入ろうとします。そのため、注ぎ口を下側にすると、飲みものが注ぎ口をふさいで容器に空気が入りにくくなり、こぼれたりはねたりします」
つまり、注ぎ口を上にすると、空気の入るスペースができやすいため、安定して注ぐことができるわけだ。
ちなみに、このテクニックについては、実験に使ったパック豆乳のメーカー・マルサンアイも推奨。公式サイトのQ&Aページで詳しく説明しているほか、パッケージ上でも紹介している。

読者の皆さんも、騙されたと思って一度試してみては?