紙パック飲料「こぼさず注ぐ」裏ワザ 試してみたら...驚くほどの差が!
紙パックのジュースを注ぐとき、コップから中身がこぼれたり、周りに飛び散ってしまったりした経験はないだろうか。単純にもったいないし、汚れたテーブルを拭くのも手間だ。
そんな悩みを一発で解決するテクニック、読者の皆様はご存じだろうか。それは、以下の画像のように、注ぎ口を上向きにすることだ。
![知ってた?](https://cdn.j-town.net/images/2018/town/town20181220194445.jpg)
注ぎ口とコップとの距離が離れるため、逆にこぼれやすそうだと感じるかもしれない。だが、これは一部のメーカーも推奨する注ぎ方なのだ。実際のところ、どれほどの効果が? ということで、Jタウンネット編集部が「実験」してみた。
「ドバドバ」が「トクトク」に
![1リットル豆乳を注いでみる](https://cdn.j-town.net/images/2018/town/town20181220194505.jpg)
今回は、こちらの1リットル入りの紙パック豆乳で挑戦。まずは、より一般的(だと思われる)、注ぎ口を下にした方法から。動画でご覧いただきたい。
ご覧の通り、残念な結果となった。「ドバッ、ドバッ、ドバッ...」と勢いよく豆乳が飛び出し、周囲にも飛び散ってしまった。グラスの周りや撮影用の黒い背景紙に、白い豆乳がついている。
![うん、なんかいろいろと汚い](https://cdn.j-town.net/images/2018/town/town20181220194536.jpg)
では続いて、注ぎ口を上にしてやってみる。先ほど注いだ豆乳はグラスからパックへ戻して、条件は同じに揃えた。やはり注ぎ口がかたいので、派手にやらかしそうでちょっと怖いが、その結果は......。
一目瞭然だ。綺麗にトクトクと流れていて、周囲に飛び散る気配すらない。注ぎ始めは少し怖かったが、そこさえ乗り越えればあとはスムーズ。最初はグラスを持ち上げるなどして、注ぎ口と近づけるのがよさそうだ。
ところで、なぜ注ぎ口を上にすると、中身の出方が安定するのだろうか。その理由について、生活協同組合コープこうべが公式サイト上で解説していた。
「キャップつき紙パックから飲みものを注ぐ時、出る飲み物と同じ分だけ容器の中に空気が入ろうとします。そのため、注ぎ口を下側にすると、飲みものが注ぎ口をふさいで容器に空気が入りにくくなり、こぼれたりはねたりします」
つまり、注ぎ口を上にすると、空気の入るスペースができやすいため、安定して注ぐことができるわけだ。
ちなみに、このテクニックについては、実験に使ったパック豆乳のメーカー・マルサンアイも推奨。公式サイトのQ&Aページで詳しく説明しているほか、パッケージ上でも紹介している。
![注ぎ方のポイントとして紹介](https://cdn.j-town.net/images/2018/town/town20181220194554.jpg)
読者の皆さんも、騙されたと思って一度試してみては?