国も認めた名浴場、歴史に触れる混浴体験 温泉守る「タオル禁止」ルールも【群馬・法師温泉】
2018.12.22 20:00
国登録有形文化財に指定されている「法師温泉 長寿館」
「法師温泉 長寿館」は、創業140周年を迎えた伝統ある老舗旅館です。
1895年(明治28年)築の混浴大浴場「法師乃湯」のほかに、本館と別館も国の登録有形文化財に指定されています。
旅館の方にもお話を伺うことができ、混浴に対するイメージやマナーの問題などから混浴温泉は年々減っていますが、家族みんなで笑い合って入ることができる伝統的な混浴を大切に残していきたいという思いで、歴史のある「法師乃湯」に誇りを持って存続されていることが伝わりました。そのお気持ちが、美しく手入れされた建物やおもてなしにも表れているのだと感じました。
明治時代の混浴の光景が目に浮かぶ百年以上守られてきた混浴大浴場が、湯けむりに包まれた時間旅行へ連れて行ってくれますよ。