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新しい供養の形と、前向きな「死」の捉え方 業界のパイオニアに聞く「現代のお墓事情」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.11.26 12:00
提供元:まごころ価格ドットコム

多様化する供養に「墓じまい」のニーズ高まる

2018年11月15日、Jタウンネット編集部は遠藤氏に話を聞いた。

17年2月に異業種からまごころ価格ドットコムの代表に就任した遠藤氏。この1年半の間でも、明らかに「供養の多様化」が進んでいることを感じているという。

例えば、近年都心部を中心にして乱立するように作られたお墓のマンションともいえる「納骨堂」。さらには、墓石の代わりに樹木をシンボルとする「樹木葬」、または遺骨を海などに撒く「散骨」、そして散骨をさらに発展させた「宇宙葬」や「バルーン葬」など、供養の多様化が著しいスピードで変化しているという。

「今までの日本人の考え方として『亡くなったらお墓』が普通だったと思うのですが、今は特に年代が若くなればなるほど柔軟な考え方を持たれています」

とはいえ、お墓を引っ越しさせる「改葬」にせよ、散骨など新たな供養の形を選ぶにせよ、墓じまいを避けては通れない。この点については遠藤氏も、

「どれを選択するにおいても、必ず(お墓は)一回閉じなければならない。それだけに、『墓じまい』のニーズ、需要も増えてきているんだと思います」

と語る。同社では、「墓じまい」のサービスはもちろん、宇宙葬などにも対応できる全国の改葬業者と提携。墓を閉じた後の顧客ニーズにも対応している。

そもそも同社は墓石ネット通販の草分けとして事業をスタート。15年までは墓石づくり一本でやっていたという。ちょうど3年前に墓じまい事業が立ち上がり、今ではおよそ墓石6割、墓じまいが3割、彫刻が1割という割合になっている。

「おそらく来年、遅くとも再来年には割合を抜くと思っています。基幹事業は墓じまいになって、その次に墓の建立。墓じまい7割、墓の建立3割という時代が来ると思ってます」
もう死はタブー視すべきじゃない
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