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新しい供養の形と、前向きな「死」の捉え方 業界のパイオニアに聞く「現代のお墓事情」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.11.26 12:00
提供元:まごころ価格ドットコム

もう死はタブー視すべきじゃない

供養の多様化が進んでいる
供養の多様化が進んでいる

最近では、生前にお墓を建てる「寿陵」(じゅりょう)のニーズも増えているという。納骨堂や散骨などを生前に予約している人も多く、自分の亡くなった後の「終の棲家」を探すことをライフワークの一つとして楽しみを見出している人も多いようだ。

このように、死を前向きに捉える人が増えている動きについて、

「もう死はタブー視すべきじゃないなと思うんです。最期の自分の人生で、自分自身で何かしらの方向性を考えておくことは必要だと思います」

と提言する遠藤氏。さらに「もっと柔軟に死をとらえてもいいのではないかと思います」として、次のように続けた。

「そうすると、早い段階で家族とのコミュニケーションがとれます。早めに話しあって、前向きにとらえていくことが大切でしょう。死を扱うというと、どうしても暗く思われてしまいがちですが、そこを変えていきたいと思っています」

お墓にまつわる様々なニーズに対応しているまごころ価格ドットコム。遠藤氏はこの仕事を「問題解決事業」だと捉えているとして、

「あまり人には言えない問題をこちらから提案をさせていただいて、お客様に楽になっていただきたいんです。だから、ある意味でいえば、『墓石屋ではない』というイメージにしていきたい。エンディング産業という言葉が出てきたことはいいことだと思っているんです」

との思いを語る。

「お客様に寄り添うことを徹底しているんです。とにかくお客様に寄り添って、ニーズを聞き出し、お客様はどうされたいのか、そこを導けるようなご提案、背中を推すことを徹底してやっていきたいと思います。結果として提供するサービスが墓つくりかもしれないし、墓じまいかもしれないし、彫刻なのかもしれない。お客様のニーズが多様化している中、提供しているサービス会社も多様化していかねばなりません」

〈企画編集:Jタウンネット〉

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