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トマト嫌いでも箸が止まらない! 埼玉の新名物「白岡トマルーめん」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.10.30 17:00
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市のために考案された新メニュー

最初に何故、トマトを使ったメニューなのかを聞いた。白岡がトマトを梨に代わる名産品として売り出そうしており、

「当時の白岡町(編注:2012年に市制施行)から町おこしの新しいものとして、トマトを使ったメニューが何かできないかと提案をされた」

この提案を受けて10年ほど前にトマトラーメンを、それから5年ほど後に「白岡トマルーめん」が誕生した。

トマトを使った2つのメニューは今では大人気商品で、トマトラーメンは現在までに10万食、トマルーめんはB級グルメイベントに出店した際には1200食を売り上げている。

とはいえ、町からの提案にも関わらず、トマトの味の主張が強くない。これについては、ピザと同様に、

「トマトが苦手な人でもいける料理」

を意識して作られた。確かにトマトが苦手な筆者でも全く苦痛を感じず、満足して食べきった。また、

「食べやすい形にしてPR」

とも話しており、トマトが苦手な人にも訴求し、ターゲット層を広げた。

また、先に人気を獲得したトマトラーメンに比べて、白岡トマルーめんは

「つまみとしても食べられる」

といい、ラーメンに比べて幅広い楽しみ方ができるのを魅力として挙げた。

餡に埋もれても食感が変わらない麺については、自家製麺であるため提供までのすべてのフローを把握。そのため、揚げ方までコントロールして最良のコンディションで出している。

一筋縄ではわからない料理には、並々ならぬ拘りが隠されていた。

トマトラーメンについては通信販売も行っており、更なる飛躍を遂げている。一躍人気となったトマトラーメンとトマルーめんの今後について、

「名物でありたい。白岡だけでなく県でそういう位置付けになりたい」

と、広いビジョンについて語ったが、

「コツコツと同じものを出したい」

とも話している。一気に上り詰めるのではなく、一人一人の支持を得ながら、進みたいという誠実さが受け取れた。

最後に地元・白岡市での営業についても話した。

「町が変わっていっても、場所が変わっても店は続けたい」
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