離島を結ぶ航路に何が... 長崎・五島産業汽船、突然「会社都合」で事業停止
2018年10月2日、長崎県の五島産業汽船が突然すべての航路の運休を発表し、ほぼ休業状態となっている。突然の運休と事業停止に、地元に動揺が広がっている。
五島産業汽船は主に長崎港、佐世保港と五島列島を結ぶ航路を運航していた。10月2日に各港の営業所を閉鎖し、ツイッターのアカウントも運休の告知をして以来沈黙したままだ。 また佐世保港~有川港(新上五島町)と長崎港~崎津港(天草市)の航路を廃止し、長崎港~鯛ノ浦港(新上五島町)と佐世保港~福江港(福江市)の航路を19年10月30日まで休止する届け出を出していたことも判明し、当面航路の再開は不可能とみられる。
会社との連絡も取れず
お知らせ
— 五島産業汽船 (@GotoSangyoKisen) 2018年10月2日
会社都合につき しばらくの間運休いたします。
ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございません。
Jタウンネットが18年10月3日に連絡を試みても、会社・営業所ともに電話はつながらない状態だ。
各社の報道によると、五島産業汽船は8月に不渡りを出しており、今回運休のみならず会社自体も休業状態になったということで、地元を中心に動揺が広がっている。
五島産業汽船、突如として全線運航停止するほどやばい状況やったのか...
— ひろし (@hirokakogawa030) 2018年10月2日
本土と五島を繋ぐ大切な交通インフラやのに pic.twitter.com/B9Zc8QJZB5
九州から五島列島へはほかに九州商船が長崎・佐世保から航路を運航しており、五島と九州の交通は確保されているが、今回の航路停止で、離島インフラを担うその他の企業の経営状態を心配する声もあがっていた。
先の世界遺産登録で一番利用者増加見込みのありそうだった五島産業汽船が逝ってまうとはね。佐世保の市営バスもだいぶ減るんだよね。あらゆるとこで地方の税金事業の終焉が。当然っちゃ当然の流れだけどこの先どうなっちゃうんだろ。
— だめちゃん (@Dameccoakarin) 2018年10月2日