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「五平餅」を食べたことある人は、中部地方を中心に東側に多い傾向 「食べたことない」人が多かったのは...?

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2018.08.03 06:00
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五平餅といえば、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』に登場して話題となった。炊いたうるち米をつぶし、たれをつけて串焼きにしたもの。わらじ型、だんご型など形もさまざまで、しょうゆベース、みそベースなど、たれの種類もバラエティに富む。ドラマの中では「うんま(うまい)。これは真実の食べ物だ」と絶賛されている。

ドラマ撮影の舞台になった岐阜県をはじめ、中部地方に伝わる郷土料理と言われているが、他の地域ではどうなのだろう?

そこでJタウン研究所では、「『五平餅』食べたことある?」に関して、都道府県別にアンケート調査を行った(総投票数1681票、2018年6月8日~7月30日)。

はたして、その結果は――。

中部地方を挟んで、東西に広がる

「『五平餅』食べたことある?」調査結果(Jタウンネット調べ)
「『五平餅』食べたことある?」調査結果(Jタウンネット調べ)

「『五平餅』食べたことある?」という問いかけに対しての結果が、上の円グラフだ。「食べたことある」は1380票、82.1%、「『半分、青い。』の影響で食べた」は14票、0.8%、「名前は知っている」は181票、10.8%、「まったく知らない」は106票、6.3%だった。なんと、「食べたことある」派は8割以上の圧勝である。テレビドラマの影響はほとんどない、と言ってよい。

「食べたことある」と答えた人の率を、各県ごとに0~50%、51~70%、71~90%、91~100%と4段階に分け、比較を試みてみた。その結果を色分けすると、上のような日本地図になった。

色分けされた地図を見ると、「食べたことある」率が高い赤とピンクは、中部地方を中心に関東や東北、また関西、北陸、四国の一部など、全国に広がっている。一方、「食べたことある」率の低いグリーンとブルーは、中国、四国から九州へと、西日本に散在しており、また関東、東北の一部にも分散している。調査結果を仔細に見てみよう。

五平餅(小太刀さん撮影、Wikimedia Commonsより)
五平餅(小太刀さん撮影、Wikimedia Commonsより)

まず本場の中部地方を見てみよう。「食べたことある」率は、長野県(100%)、愛知県(91.2%)、岐阜県(95.7%)、静岡県(92.3%)、三重県(92.3%)、富山県(100%)、福井(100%)など。中部地方の「食べたことある」率は圧倒的に高い。さすが五平餅の本場である。日本列島の中央部は赤く彩られている。

次に、もっとも投票が多かった東京都の場合はどうだろう。得票数は1110票と、総得票数の半分以上だ。「食べたことある」は928票、83.6%、「『半分、青い。』の影響で食べた」は10票、0.9%、「名前は知っている」は102票、9.2%、「まったく知らない」は70票、6.3%だった。ほぼ全国平均の結果に近い数字と言えるだろう。

関東各県も見てみよう。「食べたことある」率は、神奈川県(78.7%)、千葉県(77.8%)、茨城県(78.6%)、群馬県(71.4%)など、かなり高いことが分かる。

さて関西はどうだろう。「食べたことある」率を見てみると、大阪府(79.4%)、京都府(71.4%)、滋賀県(100%)、奈良県(83.3%)と、こちらも軒並み高かった。

五平餅(駒ヶ根市内)(fitmさん撮影、Wikimedia Commonsより)
五平餅(駒ヶ根市内)(fitmさん撮影、Wikimedia Commonsより)

一方、「食べたことある」率が低かった中国、四国から九州へと、目を向けてみると、広島県(70.6%)をはじめ、愛媛県(50%)、福岡県(50%)、沖縄県(37.5%)などが顕著に低い。

「五平餅」を食べたことある人は、中部地方を挟んで関東や関西など全国に広がっている。しかし四国や九州では、「名前は知っている」や「まったく知らない」人がかなり存在することが分かった。

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