「ネットでの馬券販売」が売上の約7割　名古屋競馬場黒字化の要因が凄い！

開催日が平日に多い地方競馬、ますますネット化

電話で答えてくれたのは、名古屋競馬を運営する愛知県競馬組合総務部の今田幹雄部長だった。

「名古屋競馬の馬券売り上げの約73％がネット販売によるものです。馬券売場での販売は残りの約27％というわけです」

名古屋競馬はインターネットによる馬券販売が3分の2以上を占め、ネットが主流になっているのだ。「オッズパーク」「楽天競馬」「SPAT4」「JRAネット投票」という4つの方法で、馬券を購入できる。

「地方競馬の開催日は平日が多いのですが、実際に競馬場に足を運ぶのは難しい人でも、インターネットなら無理なく購入できます。この利便性の向上が、ネット販売が伸びている原因ではないでしょうか。ユーザーの数も、一人一人の購入金額も、徐々に増えつつあります」

「これは地方競馬に共通の傾向で、程度の差はありますが、ネット販売の重要性はますます大きくなっています」と、今田部長は語ってくれた。土日に開催日が多い中央競馬会とは、事情が違うようだ。