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老舗のりメーカーが、「おにぎらず屋」を本社ビルにオープン! あえておにぎり屋にしなかった理由は...

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.07.05 08:00
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一時期、クックパッドなどのレシピサイトを席巻した「おにぎらず」。おにぎりから「にぎる」という工程を排除し、その手軽さとオシャレな様子に数多くの主婦から注目が集まったメニューだ。

そんな「おにぎらず」屋さんが、大阪でオープンする。どんな経緯で開店するに至ったのだろうか。Jタウンネット編集部は2018年7月4日、店舗を運営する老舗のりメーカー、ニコニコのり(大阪市)の商品開発部担当者に取材した。

ニコニコのりにはおにぎらず用ののりもあるとか

ニコニコのりは、1921年に創業した老舗だが、どうして今、「おにぎらず屋」を始めるのか。担当者に聞いてみると、

「共働き家庭の増加によって朝ご飯を食べる家庭が少なくなったり、贈答品文化が衰えたことで、のりに触れる機会が減ってきているいま、その価値を感じる場面が減ってきています。そこで、中食(編注:商品を店舗で食べるのではなく家に持ち帰って食べること)のためのおにぎらず専門店をオープンすることとしました」

と開店を決めた経緯について語る。全国で見ても、おにぎらず専門店は「珍しい」と担当者は続ける。

「笑屋 NICO-YA」の店舗イメージ(プレスリリースより)
「笑屋 NICO-YA」の店舗イメージ(プレスリリースより)

今回オープンするのは、おにぎらず専門店「笑屋 NICO-YA」。大阪市のニコニコのり本社の1階に開店する予定だ。メインのおにぎらずは常時5種類を販売する。

しかし、なぜおにぎり屋ではなくおにぎらず屋を開店したのだろうか。この点について、

「弊社ののり製品には、おにぎらず用とおにぎり用ののりが分かれており、お客様からおにぎらず用ののりについて特にご好評をいただいておりました。その際におにぎらずがブームであったこともありもっとおにぎらずの認知度を高めたい、という思いがあったんです」

という。なお、おにぎらず用ののりは塩が振ってあるほか、出汁の味も含まれているといい、味をつけずとも白米と具材を乗せるだけで簡単におにぎらずが出来るという。

今後の展開については、

「今後は本社1階の店を基幹店として、駅のターミナル駅などへの展開を考えています」

と語った。

2018年7月13日追記
本記事で紹介している「笑屋 NICO-YA」は18年7月18日オープン予定でしたが、平成30年7月豪雨の影響で原材料調達に支障が出たため、開店を延期すると発表されました。それを受けて、開店日についての記述を一部修正しました。

サンドウィッチのように見えるのがカワイイ「おにぎらず」(画像は「笑屋」のものではありません)
サンドウィッチのように見えるのがカワイイ「おにぎらず」(画像は「笑屋」のものではありません)

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