県庁の「気になる部署名」まとめてみました【西日本編】
前回の東日本編に続き、今回は西日本編をお送りする。
はて、西日本の「気になる名前」の自治体......というと、ユーモアセンスあふれる関西圏をイメージする人も少なくなかろうが、実際部署名の面白さ・珍しさで言えば、実は関西以外の方が多くあったりして......?
もはやパワーワードの域?
「石川県庁 競馬事業局」
金沢競馬場を擁する石川県では「競馬事業局」があり、局内には「競馬総務課」「競馬総務課金沢競馬対策室」「競馬業務課」の部署が存在する。主に競馬振興のための企画や立案、広報活動のほか、競走馬や馬主、調教師、騎手に関する事業に取り組んでいる。
「鳥取県庁 観光交流局まんが王国官房」
鳥取県は「名探偵コナン」の作者、青山剛昌さんや、「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんの出身地とあり、漫画にゆかりのある県として知られている。そのため、「国際マンガサミット」なども挙行するなど、2012年から「まんが王国とっとり」を旗印に活動を行っている。高知県庁にも、「文化生活スポーツ部 まんが王国土佐推進課」という、マンガをアピールする部署がある。
「高知県庁 観光振興部 おもてなし課」
一時期流行した、「お・も・て・な・し」が課に。公式サイトを見ると、「本物の おもてなし課」と、手書きで「本物の」と書き加えられた看板が目につく。具体的な業務は外国人観光客に向けた観光設備や、旅行ガイドの研修交流会などを開催するなどで、「おもてなし」の向上に力を注いでいる。
「福岡県庁 人事委員会事務局 給与公平課」
流行の「パワーワード」ではないが、気持ちがいいくらい直球の課名。職員給与の勧告を行ったり、勤務条件に関する不平等是正、不利益処分の不服申し立ての審査を行ったりと、職員給与をめぐる全般的な取り組みを担う。給与「平等」課ではなく「公平」課であるあたりがミソなのかもしれない......。
「長崎県庁 産業労働部 若者定着課」
これまた、まっすぐな課名である。奨学金返済の支援やキャリア教育などを行い、高校生や大学生など、若者の県内定着を促進したり、人材育成に関する業務を行っている。また、九州と山口での共同のインターンシップも企画している。