三江線、廃線当日にイノシシ接触 JR西日本の公式運行情報「最後の最後まで、皆様にも猪にも愛される」
「こんな文面を運行情報ページで見ないから新鮮」
この事故で、車両と線路の点検をした結果、最終列車は、18分遅れで浜原駅に着いた。上り線にも遅延が出て、最終列車の三次発江津行きは、24分遅れで21時51分に江津駅に着いた。地元の人らは、手旗を振って最終列車を出迎え、88年の歴史に幕が下りたことに感慨深げだった。
JR西日本の列車運行情報サイトでは3月31日22時、三江線のお知らせで「最終列車がすべて終着駅に到着いたしました」と告知し、長年の利用に感謝の意を表した。三江線はこれで運転が終了になるとしたうえで、こう結論付けた。
「最後の最後まで、皆様にも猪にも愛される三江線でした。ありがとうございました」
この文で「猪にも愛される三江線」という一節がツイッター上で話題になり、次々に感想が書き込まれている。
クッソw
— てつまこP@社蓄逆戻り (@tetsumakoP) 2018年3月31日
最後の最後まで笑かせるなよ
皆様にも猪にも愛された三江線w
もう、全ての駅を20日前に全て降りて網膜に焼き付けたよ
もう思い残す事はないよ
ありがとう三江線。゚(゚´ω`゚)゚。#三江線 pic.twitter.com/clwpKUUFRq
『最後の最後まで、皆様にも猪にも愛される三江線でした。』
— 鹿真田しの@4/3?6東北旅 (@miyoshisisters) 2018年3月31日
というかなかなかこんな文面を運行情報ページで見ないから新鮮 pic.twitter.com/3Fj3DPJgnK
猪にも愛されるとか、なかなかユーモアがありますなぁ pic.twitter.com/ULVPM6WXob
— さとたか (@sato__taka) 2018年3月31日
米子支社の広報担当者によると、列車がイノシシと接触事故を起こすのはよくあることで、珍しくないそうだ。なお、廃線後の4月1日からは、島根・広島両県の6市町による代替バスが走っている。三江線の駅舎や線路については、駅舎の一部が市町村に譲渡されるほかは、取り壊しや撤去になるという。