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三江線、廃線当日にイノシシ接触 JR西日本の公式運行情報「最後の最後まで、皆様にも猪にも愛される」

野口 博之

野口 博之

2018.04.02 20:00
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「こんな文面を運行情報ページで見ないから新鮮」

この事故で、車両と線路の点検をした結果、最終列車は、18分遅れで浜原駅に着いた。上り線にも遅延が出て、最終列車の三次発江津行きは、24分遅れで21時51分に江津駅に着いた。地元の人らは、手旗を振って最終列車を出迎え、88年の歴史に幕が下りたことに感慨深げだった。

JR西日本の列車運行情報サイトでは3月31日22時、三江線のお知らせで「最終列車がすべて終着駅に到着いたしました」と告知し、長年の利用に感謝の意を表した。三江線はこれで運転が終了になるとしたうえで、こう結論付けた。

「最後の最後まで、皆様にも猪にも愛される三江線でした。ありがとうございました」

この文で「猪にも愛される三江線」という一節がツイッター上で話題になり、次々に感想が書き込まれている。

米子支社の広報担当者によると、列車がイノシシと接触事故を起こすのはよくあることで、珍しくないそうだ。なお、廃線後の4月1日からは、島根・広島両県の6市町による代替バスが走っている。三江線の駅舎や線路については、駅舎の一部が市町村に譲渡されるほかは、取り壊しや撤去になるという。

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