ふるさとの親に「介護Uターン」で寄り添いませんか? 北九州市、首都圏在住者に新提案
2018.03.16 18:00
提供元:北九州市
「高齢化率」は政令市トップだが...
このところ、北九州市はシニアのみならず、幅広い世代の移住先候補として注目されている。たとえば月刊誌『田舎暮らしの本』(2018年2月号、宝島社)が発表した「2018年版 住みたい田舎ベストランキング」では、人口10万以上の都市のうち、北九州市が「総合部門」と「シニア世代部門」でトップになった。
2015年の国勢調査(10月1日時点)によると、全国の高齢化率は平均26.6%だった。これに対して、北九州市は29.3%。全国20の政令指定都市で、最も高い割合だ。1985年以降、全国を上回る高齢化率となっているが、市保健福祉局地域医療課長の青木穂高さんは、高い高齢化率によりむしろ、早くから高齢化対応を進められたと語る。
医療・介護の状況についてみると、北九州市は全政令市のうち、病院数で3位(90か所。順位は人口あたりの数。以下同じ。)。病院のベッド数は2位(1万9039床)、診察所数も5位(961か所)と、他の市と比較しても、手厚い医療体制を持つ。
市内24か所の地域包括支援センターをはじめとして、介護のサポート体制も整備されている。また、「認知症サポーター」に7万人以上の市民が認定(20政令市中2位)されるなど、近隣住民の知識や理解も高まりつつある。