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東日本大震災から7年 福島県が「50年後の未来」に託した想い

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.02.21 06:00
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被災地としてのイメージではなく、福島に明るいイメージを

「MIRAI 2061」と題した今回の動画は、県全体のイメージの向上や福島県の現状について正しく理解するための情報発信の取り組み「チャレンジふくしまプロジェクト」の一環。主人公「福島ひかり」を演じる清野菜名さんや、西田敏行さんなど、名だたる俳優・女優が出演している、ミュージカル風のショートムービーだ。

動画内にはサッカーのナショナルトレーニングセンターである「Jヴィレッジ」も登場する。ここは震災から数年間、福島第1原発事故の対策拠点として使われた。ここは、映像で復旧の様相がうかがえるように、18年7月にはトレーニングセンターとして再開される予定だ。

主人公のひかりが自身の半生を振り返っていくなかで、生まれ来る子供たちなど、「変わらずに未来に受け継がれていること」、そしてテクノロジーの進化といった「変化したこと」の2つが描かれたストーリーとなっている。


福島県庁総務部広報課の担当者は、2018年2月20日のJタウンネット編集部の取材に対して、

「震災から7年になろうとしていますが、福島県は『住めないのではないか』『放射性物質の影響があるのではないか』といった風評被害に悩んでいるところが依然としてあります」

と現状を口にした。原子力発電所などの課題はありながら、実際、福島県では着実に復旧が進んでおり、避難した住民のなかには福島県に戻ってきた人もいるという。そのうえで、

「被災地のイメージから一歩出て、福島県に来てもらったり、遊んでもらったりして、前向きで明るいイメージを多くの方に持っていただきたいんです。だからこそ、福島の希望ある未来を描いた動画を制作しました」

と、その経緯を語った。担当者は、「福島に対して『何かしたい!』という思いのある多くの方のご協力をいただいて動画が完成しています」とし、SNSなどの拡散も含めて多くの人に見てもらえれば、と期待を膨らませた。

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