「ふぐ」がスキーやスノボに挑戦！　大分県臼杵市の「実況動画」が妙にリアル

大分県臼杵市では、「う（すき）PROJECT」（編注：タイトルの「（すき）」は、ハートマークの中にひらがなの「すき」）なる市のPRを、2017年10月より行っている。臼杵市を好きになってもらうことを目的にスタートした取り組みだ。

臼杵市は、コンビニよりも多くふぐ料理店があるなど、ふぐの名産地として知られる。そんなふぐの魅力を伝えるためなのだろうか、公式サイトで18年1月19日に公開された動画では、なんとふぐが、スノーボードやフィギュアスケート、カーリングなど、ウィンタースポーツをやっているのである――。

スキージャンプでふぐが飛ぶ

臼杵市は、「ふぐ好きー（スキー（笑））」と題し、平昌五輪が近づく中で冬季競技と臼杵市名産のふぐをコラボさせた動画を制作。いずれも動画は15秒で、カーリングを模した「ふぐーリング」、ふぐがフィギュアスケートを行う「ふぐアスケート」、「ふぐスキージャンプ」、そしてふぐがスノーボードで疾走する「ふぐーボード」の4種類がある。

いずれの動画もふぐがウィンタースポーツに挑戦していることもありかなりシュールな出来になっている。また、ふぐはかなりつややかな肌をしており、やけにリアルな見た目というのも目を引く。

「ふぐスキージャンプ」では動画開始早々、いきなり「臼杵ふぐ」なる選手名のふぐがスキーのジャンプ台にいるところに始まり、滑走を始める。実況も「今、あぶらの乗った選手です」などと言いながら、ふぐがテイクオフ。大ジャンプを見せ見事着地、「うまさ、K点越え」という言葉で締める、という流れだ。

動画のほかにも、インスタグラムで臼杵市の好きなところを投稿する「＃うすきプロジェクト」や、ほほを膨らませて口をとがらせる「ぷぐ顔」を、「＃うすきぷぐ顔」というハッシュタグとともにインスタグラムに投稿すると、抽選でふぐ食事券1万円分が当たる「ぷぐ顔満腹キャンペーン」（18年3月31日終了）を行うなどしている。