酒米は食べても美味しい!? 兵庫発「山田錦」のもちもちパンにリピーター続々
「もう、ほかのパンは食べられへん...」
取材に応じてくれたのは、社長の松山敏郎さん。いまから5年ほど前に、地元の食材をつかったパンを開発したいと考えた。
「兵庫県は日本一の山田錦の産地です。米粉を使った食品はいろいろありますが、山田錦をパンに混ぜたらどうだろうと、まずは米を粉状に加工するところからスタートしました」
いざ、粉にしてみたら、小麦粉とはまったく違い、パンにするために最適な粉の細かさはどのくらいなのか、調整しなければならなかったという。そして、米粉と小麦粉の配合バランス、焼き方などあらゆる工程で試行錯誤しながらようやく完成させた。
「作ってみたら、もちもちした食感で、ほんのり甘い米の香りがするおいしいパンになりました。最初に『山田錦のパンドミ食パン』を販売すると、お客さまにも好評で『おいしくて、もうほかのパンは食べられへん...』とリピートしていただいたときは嬉しかったです」

『山田錦のパンドミ食パン』345円