音楽とアートで地方創生！ 「FUJISAWA DESIGN WEEK」今年も開催

デザインの力で、地域を創生する――。そんな目標を掲げたプロジェクト「JAPAN DESIGN WEEK（ジャパンデザインウィーク）」が、全国各地を舞台に活動している。

地域ごとの「感性資源」を活用して、自治体主導で開催される、地域ごとの「デザインウィーク」。2017年12月2～10日には、神奈川県藤沢市の共催のもと、市内2か所で「FUJISAWA DESIGN WEEK」が行われた。

イルミに合わせた「えんとつ町のプペル」展示

これまで青森県弘前市、奈良県明日香村、佐賀県嬉野市で行われてきた、このイベント。藤沢では2016年に続いて、2回目の開催となった。17年は「音楽＆アート」をテーマに、地域の魅力を発見しつつ、「創造と『元気』のイメージ」を創出し、藤沢への「郷土愛」と「誇り」につなげるのが目標だ。

目玉のひとつが、テラスモール湘南のイルミネーションに合わせた「えんとつ町のプペル　光る絵画展（提供：エイブル）」。アーティストで、漫才コンビ「キングコング」の西野亮廣さんによるベストセラー絵本『えんとつ町のプペル』を題材にした屋外展示で、12月2日の点灯式には鈴木恒夫藤沢市長とともに、西野さんも登場した。プペル展には、期間を通して約2万人が訪れた。

会場では作中の絵に、特殊フィルムとLEDによる「光る仕掛け」を施した41点を展示。西野さんによる、小学生と保護者30人を対象とした表紙づくりワークショップも行われた。

AKBメンバーが地元の魅力を語る

同じく12月2日には、藤沢から「魅力的な音楽」を発信するためのライブ「音話祭（おんわさい）」も、テラスモール湘南で行われた。シンガーソングライターの住岡梨奈さん（27）や、ロックバンド「黒猫チェルシー」の渡辺大知さん（27）、ボーカルグループ「Sky's The Limit（スカイズ・ザ・リミット）」、シンガーソングライターの竹内アンナさん（19）がパフォーマンスを披露し、1400人を動員した。

また、ココテラス湘南では、「音話祭」の一環として、AKB48・チーム8のトークショーを実施。6倍以上の抽選で選ばれたファン100人を会場に招き、神奈川県代表メンバーの小田えりなさん（20）をはじめ、岡部麟さん（21、茨城県代表）、高橋彩音さん（19、埼玉県代表）が、それぞれの「お国自慢」を披露した。

なお、これら「音話祭」については、海外に日本のコンテンツを発信するための補助金「J-LOP」の枠組みを活用して、海外へのPRを積極的に行い、藤沢の魅力を発信していく予定だ。＜企画編集：Jタウンネット＞