淡路島唯一の映画館、ガルパン一挙上映 ファン「胸アツだわぁ...」
テレビアニメ一挙上映、ファンらで打ち上げも
12月9日に公開される映画「ガールズ&パンツァー最終章」を前に、兵庫県洲本市内にある洲本オリオンでは、前日まで劇場版の上映が行われることになっている。2日は、劇場版のほか、テレビアニメ全12作、BDなどの形で販売されるアニメ「これが本当のアンツィオ戦です!」が一挙上演され、ファンらが東北や九州など遠方からも訪れた。劇場前には、ガルパンアニメを車体に描いた「痛車」なども止まり、夜まで熱気があふれた。上映後には、ファンらの間で打ち上げも行われたほどだ。

洲本オリオンは、80年ほど前に人形浄瑠璃を上演する芝居小屋としてスタートし、終戦後の1951年から洋画を上映する映画館に衣替えした。淡路島にいくつかある映画館として栄えたが、次第に映画館の数が減って、最後の存在になっていた。
2013年には休館となったが、14年になって、地元出身の映画好きで作ったグループ「島の映画やさん」の協力で、名作映画などの上映会を不定期に開くようになった。16年に休館を取り下げ、17年5月には淡路島短編映画祭も開いた。現在は、映画上映のほか、コンサートやイベントを行う貸しホールとしても営業している。
ガルパンについては、16年も何度か上映会を行っており、一挙上映のときにはファンらが集結している。
その取り組みは、高く評価されており、ツイッター上で、今回もファンらから絶賛の書き込みが相次いでいる。