「食えなくなっても知らねえよ~!」 高崎の「絶メシ」活動が好調らしい
店主のインタビューも聞きどころ満載
高崎市のサイト「絶メシリスト」では、市内に存在する個人経営の飲食店が数多く掲載されている。実際にライターがそれぞれの店を訪れ、店主のインタビューを通して店の来歴と看板メニューが紹介されている。
その中から、今回のCM動画に選ばれたのは、「大豪」、「オリタ」、「デルムンド」、「ピクルス」、「魚籠屋」の5店舗で、ラーメン、焼きまんじゅう、パスタ、サンドイッチ、イワナ・ヤマメ料理と、それぞれの店の自慢のメニューが映されている。
料理自体も魅力的だが、店主のインタビューも短いながら聞きどころが多い。看板が無くなっても気にせず運営している店、客の求めに応じているうちに早朝5時に開けるようになった店など、一風変わったエピソードが次々と飛び出してくる。
近年は多くの自治体がPR動画を発表しているが、ここまでグルメに全力で振ったものは意外と少ない。更に「食えなくなっても知らねえよ~!」と勢いよく煽り、「差支えなければ、跡継ぎになってほしい」と、その貴重さを伝えると同時に、店を取り巻く状況の深刻さを伝えるスタイルは非常に独創的と言えるだろう。
また、高崎市が動画公開と同日発表したところによると、「絶メシリスト」の取り組みについて、市民と関東の住民にアンケートを取ったところ、「良い」と感じた人が9割を超えたという。それに加え、市民からは高崎市への愛着をより感じ、関東在住者からは自身の街でも同様の取り組みが欲しいという声も上がったという。