ラブライバーからも心配の声 台風被害で休園、沼津「あわしまマリンパーク」の今
2017.10.25 06:00
「満潮と重なって、高潮で欄干の一部が破損」
「台風上陸がちょうど満潮のときに重なり、(船着き場などの)欄干の一部が破損して、お客さまが安全に過ごせなくなっています。被害の確認などを行っている最中ですので、お答えできる内容はこれ以上ない状況です。現在は、復旧に力を尽くしており、再開のめどは立っていません。動物につきましては、被害はなく、元気で過ごしています」
台風上陸当時、静岡県内全域で高潮警報が出ており、満潮に加えて、黒潮の大蛇行で沿岸の潮位が上がっていた。
静岡地方気象台の気象予報官は、あわしまマリンパークがある内浦では、高潮が観測され、10月23日7時26分に潮位が125センチに上がったと取材に説明した。これは、注意報の基準110センチを上回っているが、警報の基準150センチまでは達していない。大潮期間ではあったが、満潮を迎えたときは台風が内浦を通り過ぎた後で、もしピンポイントで通過していれば、もっと潮位が上がっていたという。
ただ、静岡県の沼津土木事務所によると、マリンパーク近くの港では、高潮で最大15メートルほど内陸に海水が流れ込み、流木や漂着ゴミなどが通路をふさぐ被害が出た。マリンパークでの被害がどうなっているのかは、まだ予断を許さない状況だ。