黒いキタキツネに続き...北海道で「白いリス」発見! 撮影はマナーを守ってね
遺伝子異常が原因とされるアルビノか
少し大きめの白いリスが、木の根元近くで松ぼっくりをつかんでいる。中には、好物の実が入っており、剥ぎ取って食べようとしているらしい。これは、帯広畜産大学からJタウンネットが2017年10月18日に提供してもらった写真だ。
10月初めには、北海道斜里町内の山中で黒いキタキツネが見つかって、Jタウンネットでも報じたが、今度は白いエゾリスがツイッター上などでも話題になっている。
帯広畜産大の総務課によると、白いリスは、17年に入ってから学内などでうわさになり、9月に入ると、敷地内で頻繁にその姿が見られるようになった。茶色い野生のエゾリスそのものは、秋のこの時期はエサが多いので、毎日十数匹が頻繁に敷地内に現れている。しかし、白いのは初めて見たそうだ。
総務課が野生動物担当の教員に聞いたところ、目が赤いこともあり、遺伝子異常が原因とされるアルビノと呼ばれるものではないかとのことだ。野生なので、性別ははっきりせず、1、2年前ぐらいに生まれたともみられている。
白いリスは、ネット上でも話題になり、地元紙なども報じて、写真愛好者が続々と大学を訪れるようになった。
それともに、路上駐車を含めたマナーの悪さもツイッターなどで指摘されるようになっている。十勝毎日新聞の17日付ウェブ版記事によると、写真を撮るために、石を投げて白いリスを追い出したり、餌付けを試みたりする人もいるという。