東急世田谷線の「招き猫電車」 遭遇できない日もあるって本当?
招き猫をデザインしたラッピング電車が東京都内を走る東急世田谷線にお目見えし、ツイッター上などで人気を集めている。
この電車は、毎日運行しているが、実は、あまり見られない日もあるというのだ。
「吊り革も床もカワイイ」
カンカンカン......と遮断機の警報が鳴り出すと、軌道の向こうから猫が、いや招き猫の顔を正面に描いた路面電車が忍び足でホームに入ってくる。
ホームや踏切では、カメラを手にした人が次々に電車に近づく。車両の横には、「玉電110周年 幸福の招き猫」「Welcome」の文字と招き猫の絵が大きく描かれていた。
世田谷線の「幸福の招き猫電車」は、2017年9月25日に運行を開始した。世田谷線の前身となる玉川線が開通して110周年になるのを記念して、招き猫発祥の地との説がある沿線の豪徳寺とのコラボレーションで企画された。
招き猫電車は、10編成ある世田谷線の電車のうち1編成だけの限定となる。18年3月末までの毎日、下高井戸―三軒茶屋の両駅間を走る予定だ。
運行開始以来、ツイッター上などでは、招き猫電車への関心が高まっている。
世田谷線が豪徳寺の招き猫をモチーフにした車両を運行とな!
— 七月堂 古書部も営業中! (@shichigatsudo2) 2017年9月29日
これはきっと、遭遇したら笑顔になってしまいます。【S】
東急世田谷線300系「幸福の招き猫電車」玉電110周年で運行開始 - 写真37枚 #マイナビニュース https://t.co/YscC14OJVc
世田谷線乗ったら、招き猫電車だった。吊り革も床もカワイイかった! pic.twitter.com/tUmUKqx1m3
— zazie_683 (@hurvinek2) 2017年9月27日
猫好きの血が騒ぐ...
— 那由多@癒しが欲しい (@nayuta_2012) 2017年9月29日
これ、乗りに行きたい...
来年の三月までか?
頑張る
招き猫電車が出発! 東急世田谷線、沿線に発祥の地 https://t.co/SwwgY9P95I @Sankei_newsから
招き猫電車の車内では、吊り革が猫の耳や前脚の付いたデザインにされ、床にはピンク色の猫の足跡が点々と描かれている。こうした内装も人気を呼び、9月29日は「招き猫の日」だったため、多くのツイートが寄せられた。
ラッシュ時だけの運行もあった
その一方で、招き猫電車に乗ったり、その写真を撮ったりしようとしたが、いくら待っても現れなかったという悲鳴も上がっていた。
このような日は、9月30日に集中していた。毎日運行するというのに、なぜそんなことになっているのだろうか。
東京急行電鉄の広報課は10月2日、Jタウンネットの取材に対し、招き猫電車の本数が少なく時間も限られるときがあると明かした。
「平日や土日祝日も、1日20~25往復することが基本になっています。ただ、10編成のうち1編成は、ラッシュ時だけの運行に使っており、招き猫電車がその目的で使われることがあります。このときは、1日3往復半になります」
9月30日がこのときに当たったかは不明だが、その可能性はあるという。また、いつラッシュ時だけの運行になるかは、前日にならないと分からないとしている。