「切れないけど、切れ味バッチリ」 関市で生まれた「日本刀アイス」の完成度が高い
1本1000円も、味にこだわりが...
「日本刀アイス」は、6月に地元で行われたイベントで披露され、1本1000円(税込)で販売された。200本限定だったが、完売したという。
8月5日からは、東海北陸自動車道上り線の関サービスエリアで50本限定でテスト的に売り出し、関市文化会館で26日まで開かれるイベントでも20本限定で販売している。ただ、まだ認知度が低く、1000円という値段がネックになっているといい、25日までに、関SAでは20本ほど、イベントでは12本が売れたのに留まっている。
日本刀アイスを作る会副会長の吉田宰志さんにJタウンネットが8月25日に話を聞くと、吉田さんは、こだわったら1000円という値段になったと説明した。
「アイスは、下にたれないように、くずを使って融けにくくしました。さっぱりした味で、ゼリーみたいにどんどん食べられますよ。見た目はゆず味が人気ですが、こしあん味は食べるとおいしいと評判です。日本刀アイスといっても、口の中が血だらけになってしまうので、切れるわけではありません。切れないけれども、『切れ味バッチリ』の味になったと思っています」
アイスの正式販売は、10月7、8両日に開かれる地元の刃物まつりになる予定。年内には、関SAや地元の刃物直売センターで常時販売も始めたい考えだ。なお、全国各地への発送は、クッキーが割れたり、しけったりするため考えていないというが、「新しい名物にするつもりですので、ぜひ刃物のまち関市に来てほしい」と呼びかけている。