待ち合わせの定番「ハチ公像」は、三重県津市にもあった
観光散策ガイドのスタート地点は、「ハチ公前」
次に話を聞いたのは、森下隆史さんだ。「久居城下案内人の会」代表で、ボランティアガイドとして活動している。津市の久居総合支所地域振興課をとおして、観光ガイドを依頼されると、2時間半から3時間ほど地域を案内しているという。
「旅行者との待ち合わせ、そしてスタート地点は、久居駅前のハチの銅像前と決めています。コースをぐるっと回って、戻って来て、解散するのもハチの前です」と森下さんは語る。「ハチ公前」は大事な待ち合わせポイント、三重県津市でも常識のようだ。
「残念ながら、上野英三郎博士のことは地元でもあまり知られていませんでした」と森下さん。「そこで『はちこう』と『農学博士上野英三郎の水田づくり』という紙芝居を作り、機会があれば上演しています」。
「久居城下案内人の会」は、地域や市などからの依頼を受けてガイド活動を行っている。「久居城下案内人の会」にガイドを依頼したい人、紙芝居を見たい人は、津市の久居総合支所地域振興課に問い合わせるとよいだろう。