あなたの夢、山形鉄道が叶えます! 1日駅長からプロポーズまで、思い出づくりに全面協力
「弊社が全力でお手伝いいたします!」
初めて企画が実現したのは2017年5月28日だった。朝日新聞などの報道によると、フラワー長井線の運転士とその妻が臨時列車を貸し切り、両家の顔合わせを兼ねたツアーを敢行した。夫が羽織はかま、妻が色打掛を身にまとい、列車は荒砥~長井駅間を往復したという。
Jタウンネット記者が山形鉄道の担当者に聞いてみると、担当者は
「これは山形鉄道のバックアップ企画です。うちの列車を使ってもらって、記念の思い出を作っていただければ」
と話した。貸し切りの列車で荒砥~長井駅間を往復するのに、6万円(税込)がかかったという。
「サプライズで告白大作戦」
「1日駅長(制服の貸出、無人駅での個展など)」
「1日1ボックスを貸出し(ボックス売店など)」
発表資料では、このような企画案が例示されている。公式サイトに応募し、同社との打ち合わせで費用など相談すれば、あとは列車が安全に運転されるのみ。「内容によってはお受けできない場合もございます」としながらも、「あなたの企画に弊社が全力でお手伝いいたします!」と書いている。
発表資料には、こんな例が紹介されている。長井駅から宮内駅までの列車運賃代(520円×人数分)、同社係員の同行費(ガソリン代含む)2000円、その他の雑費が、この場合の経費だ。指輪などは自腹なのであしからず。