石川県民、焼肉では「シロ」が定番
2017.05.14 07:08
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2017年5月1日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、石川県民はシロが好きだという話題がのぼっていました。石川県民は好んで食べる焼肉の定番メニュー「シロ」。実は他県民は知らない人さえいるのです。
街頭で「焼肉でまず何を注文しますか?」という質問に、牛を好む傾向がある他県民に比べ、石川県民は「シロ」をあげる人が圧倒的に多い結果となりました。「シロ」は豚の腸のことで、つまりホルモンを指します。他県民にはこの「シロ」を知らない人さえいる中で、石川県民には人気メニューなのです。
シロだけでなく「豚」が好き
県内の精肉店へ行くと、ホルモンは豚(シロ)しかなく、牛のホルモンは需要がないので置いていないところもありました。お肉屋さんいわく、肉の好みには地域差があるそうで、関東は豚肉文化、関西は牛肉文化とわかれます。
福井県は牛肉、富山県は豚肉なのですが、石川県はすき焼きは牛肉派、カレーライスは豚肉派が多くとどっちつかずなのだそうです。しかし、ホルモンだけ見ると完全に豚。そして、石川県では焼肉の定番が豚バラというのも他県にはない文化なのです。
この理由は定かではないのですが、石川県は食肉処理場の整備が早く、新鮮な豚の内臓を早く提供できたということが、可能性として挙げられるようです。もちろん牛の内臓も早く提供できたのですが、安定な取引先である牛肉文化の強い福井県へ流れていくことがもっぱらなのだそうです。
新鮮な豚の内臓を美味しく食べられる環境が、シロ好き県民を増やしたのでしょうね。(ライター:りえ160)