東京人、「桐灰カイロ」を知らない! 西日本ではシェアNo.1なのに...なぜ?
名古屋を境目に「分裂」状態
「東京のカイロはすぐ冷える!金色のカイロ知らない!?」って関西出身の人にこれ貰ったんだけど、24時間持続って凄すぎない...?関西ではこんな神具が普通に流通してるの?嘘でしょ? pic.twitter.com/exi3GAkRum
— プリティーリズムを見てください (@sandarus) 2017年3月23日
ツイッターで2017年3月23日、こうしたツイートが投稿されると、ネット上の意見は真っ二つに分かれた。
「なにこれ風邪薬みたい???」
「!?!?!? すごいカイロだ わたしもほしい」
「うん、初めて見た(関東人)」
などの声が寄せられた一方、
「えこれ関東にはないの?」
「えっ、桐灰のカイロってメジャーじゃないの??」
「桐灰知らん人とかおるん」
という声も上がった。
カイロの国内シェアトップ「桐灰化学」が1976年頃から販売している使い捨てカイロ「ニューハンドウォーマー」で、24時間の持続効果を誇る代物だ。これは「貼らない」タイプの使い捨てカイロだが、「貼る」タイプとしてはその他、「きりばい はる」が1989年頃から販売されている。
桐灰化学のマーケティング担当者によると、桐灰の使い捨てカイロは
「基本的には名古屋から西のエリアで、店頭に並んでいる状況を作れている」
という。名古屋以東の地域にも展開したいが、現時点ではほとんど広がっておらず、関東圏では、ロッテとマイコールがシェアを獲得しているという。
東の横綱「ロッテ」「マイコール」と西の横綱「桐灰化学」に、勢力圏が分かれているのだ。
「以前からつばぜり合いが続いているのです」(担当者)
ハーバー・ビジネス・オンラインの16年8月8日付記事「北米、中国でもトップシェア! 使い捨てカイロで世界に挑む桐灰化学」では、桐灰化学・マーケティング部の担当者が
「国内シェアは全国平均で28%程度ですが、他社さんの数が多いので、これでもシェアNo.1なんですね。10年以上はこの数字を保っています」
と明かしている。