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子育てへの無理解に悩む親、「道路族」に苦しむ近隣住民

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2016.12.29 11:00
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道路族は「一部の常軌を逸した親」

Nさんの経験したトラブルについては、こちらの記事(「我が家の前で遊ぶ親子を注意したら、親がビデオカメラで私を撮影するように...」(東京都・40代女性))で紹介した。「道路族」の親たちに悩まされた末、警察への通報なども経て、ようやく「解決」したという内容だ。

こう書くと、こんな感想を持つ人もいるかもしれない。

「でも、昔から子どもは道路を遊び場にしていたでしょう? 公園なんかも最近は少ないし、それくらいのことで文句を言うべきではないのでは?」
「子育てをしたことがないから、親の苦労がわからないんじゃないの?」

もちろん、「道路族」と相手を責める人が、常に100%正しいとは限らない。中には、「過剰反応では?」という話もある。

一方で、上記のNさんは自身も子育て中の親だし、また「道路族」に関する体験談ではしばしば、「公園などが近くにあるのに、道路で遊ばせている」という証言もある。

「誤解されがちですが道路族問題は、子供達や一般的な親御さんの問題ではなく、一部の常軌を逸した親御さん達の問題です」

こう投稿に書き添えていたのは、東京都のYさん(30代男性・自営業)。

Yさんの自宅前は10年近くに渡り、「道路族」たちの集合場所になっていて、送り迎えに出る朝と午後、さらには暗くなった後どころか、「時には、夜中にも幼児たちを連れて、道路で酔っぱらいながら騒ぐことも」あるという。その音量はYさんの言によれば、「テレビの音さえ聞き取りづらい」レベルだという(「公道で子どもたちを遊ばす『道路族』に困ってます...お願いしても効果なし」(東京都・30代男性))。

体験談の内容がすべて事実だとすれば、それは確かに「常軌を逸した」という領域だ。

やはり東京都のHさん(30代女性・主婦)も、同じような親たちへの悩みを投稿してくれた(「家の前の道路で、子どもを遊ばせる親たちに辟易。試しに騒音計で測ったら...」(東京都・30代女性))。

あるときHさんが騒音計で、その騒ぐ声を調べたところ、「89デシベル」という数字が出たという。さすがに瞬間的な最高値だろうが、90デシベルが「騒々しい工場の中」並みといわれることを考えれば、やはり「常軌を逸した」ものである。

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