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「ケミカルライト(サイリウム)」の歴史は、こんなに壮大だった! 老舗・ルミカに聞く開発秘話

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.10.31 06:00
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大規模ライブの際は在庫がなくなることも

西城秀樹さんやその後のアイドル、そしてAKB48などを経て、コンサート会場に定着したケミカルライトだが、その開発には混乱があったようだ。

道脇さんは、コンサートでの使用を前提に作った最初の製品である2007年発売の「大閃光」に関して、

「大閃光の特徴は、凄く明るく光る分発光時間が短いんです。最初は『ちょっとしか発光しないものでいいんだろうか』という声はありました。それまでアウトドアがメインだったので、コンサート市場で求められる商品のスペックがイメージ出来ませんでした」

と、当時のことを語った。それまでのアウトドア用とは反対の仕様が求められたため、若干の混乱があったという。

arcと極

arcと極

しかし、発売された「大閃光」は年間300万本以上を売り上げる大ヒットに。大規模なコンサートがある場合は、近隣店舗だけでなく、量販店や会社の倉庫からすらもなくなることがあるという。

また、色の研究も続いている。中にはイメージカラーが黒というアイドル・キャラクターが居ることに関して、

「黒の光はご要望が多いんですが、そもそも黒という色は光っていないので、中々難しいですね......」

と語った。中には本体を黒く塗りつぶして表現する人も居るという。ネットでは、青や紫を使うという意見も多く、企業・使用者ともにチャレンジが続けられている。ちなみにブラックライトは紫外線を使用しており、色としてはどちらかというと紫に近い。

多彩な色が求められた結果、シンプルな色から微妙な色までカバーできるようになり、最新の「ルミエース2オメガ」では24色を表現することが可能になった。

これからも、ペンライトはケミカル、LED問わず、コンサート会場で振られていくだろう。

ケミカルライト初体験のカス丸

ケミカルライト初体験のカス丸

無事に折れました 

無事に折れました 

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