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テレビに映ろうとする台風男VS映せないNHKカメラマン! 本人が明かす中継現場の「バトル」裏話

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.08.29 06:02
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前編では台風中継に映ろうとする理由を聞いたが、実際の中継現場はどのような感じなのだろうか。

今回のNHK「ニュースウォッチ9」の中継では、映りたがる台風男さんと、映すまいとするカメラマンとの攻防戦が話題となった。

「やっぱり一番はカメラマンとの勝負です。去年はカメラマンもちょっと笑ってましたよ。
今回はカメラマンも僕を避けて映してましたけど。情報を伝えながらも僕を映さないようにするテクニックをNHKさんは取得されていているので。僕の勝手な解釈ですけど、中継終わってから僕に『お前また来やがったな』『いい勝負だった』みたいな視線を送ってきたんです。
注意されるかなっていっつも思っているんですけど、台風でそれどころではないのかもしれないし、関わりたくないのかもしれないです。次回は『お前コノヤロー』とかなるかもしれないですけどね」
インタビューに答える台風男さん(左)とスーパーバイザーの一郎さん(右)
インタビューに答える台風男さん(左)とスーパーバイザーの一郎さん(右)

ネットなどの第三者から「情報見せろ」「邪魔するな」という批判があるのはもちろん承知の上だという。批判の一方で、

「エゴサーチすると、ちらほら(僕のことを)待ってる人もいて。なんかびっくりですよね。基本的には批判しかないと思ってるんで。待ってる人もいるんだなーと思うと、嬉しいような複雑な気持ちになるんですけど」

8月22日の台風9号の中継に映らなかったのは、仕事の関係だという。

「普段は介護の仕事してるんで、夕方~夜の情報番組とかじゃないときついんです。今回のは午前中だったので、スケジュール的に大変で」

「次回の台風中継は嫁と共演」

台風男さんにとって、演出家の一郎さんは頼れる存在。助言を求めたり、求めなかったり。そんな一郎さんも、最初は台風男さんが中継に出ることを知らなかったそう。一郎さんの目から台風男さんはどのように映っているのだろうか。

一郎さん「(台風男さんは)あんまり面白くないんです、意外と。でも行動力はあるんで、彼のしたいことにちょっと上乗せするともっと面白いのに、とか、それやると結構批判来るからやめたほうがいいとか。一回叩かれちゃうともう終わりなんで。台風もぎりぎりだと思っていて、災害だからなかなか難しい」
「アドバイスを参考にしつつ、欲求には素直に」
「アドバイスを参考にしつつ、欲求には素直に」

気になる台風中継の今後の方針は。

「毎回僕もこれで最後って思ってやってるんで。去年で飽きて今年やる気なかったんですけど。やりたいと思って計画的にやってるわけではなく、『欲求が抑えきれなかった』みたいな感じなんで。この先の僕の考え方がどう展開していくかわかんないですけど、一回気持ちが落ち着いちゃったんで、次どういう風に興味が湧くかわからない」
一郎さん「でもちょくちょく出そうかなとは思っていて。台風ってちょっと記号性があっていいなと思って。例えば、甲子園でいうラガーマン、オリンピックのオリンピックおじさん。台風の時にいるっていうのはすごいいいなって」

なるほど。台風中継で姿を探してしまうということは、台風男さんはすでに記号化しているということか。

一郎さん「24時間テレビと台風10号がマッチすると最高だなと思っていて。次は出るんじゃない?嫁も。あと来年は仮装大賞に出そうかなって」

台風中継以外にも活躍の場が広がるかもしれない。

「その話、全然話聞いてないですからね。やるやらないは僕の判断なんで。(今後も)見られるかもしれないし、見られないかもしれないし。それは僕にもわかんないです、本当に。自分の欲求が抑えきれないときだけ。全然計画性はないです」

今後も台風男さんから目が離せなそうだ。

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