「お隣のクレームで、大切な庭の木を切らなきゃいけなくなった」(栃木県・30代女性)
「落ちていましたよ」と手紙が置かれてて
ある日のことです。我が家のポストの上に、梅の実がいくつか乗っかっています。なんだろう、と思ってよく見ると、その下には手書きの手紙が。
「落ちていたので拾っておきました」
お隣さんでした。背筋に寒気が走ったのを、今でも憶えています。
覗きこんでみると、うちと境を接するガレージに、少しですが梅の木の枝が張り出しています。雨や風などあると、ここから実がお隣の敷地に落ちるのでしょう。
慌てて菓子折りを用意して呼び鈴を鳴らし、ひたすら低姿勢でお詫びしました。お隣さんはにこりとするでもなく、「別に構いませんよ。今後、『気を付けて』いただけましたら」。