帰国子女「金髪ピアスだとバイト落とされるのって、おかしくない?」
金髪でピアスをしているとバイトで雇ってもらえないことに疑問を抱いて、ある男性がコミュニティアプリ「アンサー」にスポットを立てた。どうやら彼はカナダで海外の文化を体感してきて、現在の日本のバイトの制度に不満を持ったらしい。
コメントの多くは金髪やピアスから受ける負の印象に賛同するもので、「バイトの中身を見る客なんていない」から当然という考えのようである。一方主はバイトであってもその内面をもっと見るべきだと考えている。
結局は「郷に入りては郷に従え」ということなのか。あなたはどう思うだろうか。
金髪でピアスの人がまじめだったら感動しない?
主は14歳からカナダに渡り、最近また日本に帰ってきたといういわゆる帰国子女。日本の多くのバイトで、明るすぎる髪やピアスが禁止されていることがおかしいと思うらしい。このような規定があるためにせっかく染めた髪を再び黒く染めなおしたという方もいるのではないだろうか。彼自身はそのような見た目にしたいわけであるわけではないけれど「やっぱり日本は形を重視する傾向があると思う」ようだ。
これには「つけまばっちばち金髪ギャルが料理運んできて正直不潔だと思いました」「とりあえず、バイトなんて、お客からしたら形しかみえないんだから、そこを整えるのは当然」などというコメントが寄せられている。主はもっと中身を見てみるべきだと反論している。う~ん、たしかに金髪の兄ちゃんにニコニコ接客されたらギャップ効果でドキドキするかもしれない。
郷に入りては郷に従え、なのか?
それでもバイトの人の内面を見ることにこだわる主は「バイトの中身を見ようとするお客さんなんかいない」というコメントに対して「見ようとしてなくても接客されて感じるものってあるじゃないですか、笑顔で気を利かせてくれて良い気持ちになったり」と返している。これには個人的に賛成であるが、「金髪ピアスがいい接客するのと、ふつうの好青年がいい接客するのならどっちがいい?」とさらに返されると反論できない。
しかし、このような質問が成り立つこと自体、「日本は形を重視している」ということなのだろう。主の考えに賛同する参加者は「よくあるルール自体を乗り越えて、自分をしっかり表現する奴がもっと日本で出てきてほしい(そうなればもっと自由でいい社会になる)ってこと?わからんでもないけどなぁ、、、」とコメントしている。この言葉が主の言いたいことをうまく言い当てているようだ。
しかし、「雇ってもらう以上ルールに従う必要がある」ということは彼も主も納得の様子。やはり「郷に入りては郷に従え」ということなのか。一方で一人一人の個性は活かすべきだ。さすがに「スキンヘッドの美容師」みたいな個性は営業妨害になりそうであるが。(ライター:ファエマ)