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「FRマリノス」や「Fマリレッズ」になっちゃう? 浦和レッズ&横浜F・マリノス、サポーターの心配が止まらない

松葉 純一

松葉 純一

2016.05.14 06:00
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燃費データ不正問題を起こした三菱自動車が日産自動車と資本業務提携することが発表された。ニュース番組で、日産のカルロス・ゴーン社長がキャスターの質問に答えている様子を見た人は多いだろう。眉を吊り上げ、自信に満ちた表情で、今回の発表の目的を明快に語る、力強い姿が印象的だった。

この発表は各方面に大きな衝撃を及ぼした。その影響は、経済界、自動車業界にとどまらず、スポーツ界にも波及している。

ツイッターには、発表に先立って「傘下入り」が報じられた2016年5月11日深夜、こんなツイートが投稿されている。

サッカーJリーグの横浜F・マリノスの筆頭株主は日産自動車、浦和レッズの筆頭株主は三菱自動車である。両クラブのサポーターにとって、今回の資本業務提携の成り行きが気がかりなのだ。とくに浦和レッズのサポーターの心配は......。「浦和レッズはどうなってしまうんだろう」「浦和レッズと横浜F・マリノスの関係性はどうなるの?」などという声だ。

浦和レッズの未来は......?

埼玉スタジアム2002(Spitfireapさん撮影,Wikimedia Commonsより)
埼玉スタジアム2002(Spitfireapさん撮影,Wikimedia Commonsより)

浦和レッズのサポーターからは、下のようなつぶやきも投稿されている。

Jリーグの規約には、クラブの経営に影響を及ぼすことができる株式保有比率の高い企業が、ほかのクラブの株式を大量に保有することを禁止する条項がある。この規約に抵触する可能性もあるのでは......、という懸念だ。

「レッズの親会社交代もある?」という不安もよぎるようだ。

ネット上の掲示板には、「欧州のクラブなんてオーナーがコロコロ変わってもチーム名はそのまんまだしな」、「Jリーグ最大のクラブが売りに出されれば買い手は当然いるだろう」、「三菱が去ってもレッズはレッズ」といった、強気な意見も飛び交っている。

もちろん「三菱グループのどこかが面倒を見るしかないんじゃない?」といった現実的な見方もある。浦和レッズは略称で、正式名称はレッドダイヤモンズという。赤いダイヤモンドは、即ち三菱グループのシンボルマークだ。グループ全体で守ってくれるだろうという期待は大きい。

一方、横浜F・マリノスが浦和レッズを吸収合併するという方向性は、勘弁してほしいという感想だ。そもそも横浜F・マリノスの「F」はフリューゲルスを意味しており、1999年、横浜フリューゲルスを吸収合併した経験がある。

これらは横浜のサポーターだろうか。合併も視野に入れた「新チーム名」の大喜利のようだが、ちょっと気が早いかも......。

また、こんな声もある。

「浦和レッズは横浜Fマリノス様には勝ってはいけないんじゃないか」、「サポーター同士がもめはじめたらどうしよう?」という心配もあるようだ。

横浜F・マリノスも浦和レッズも、共にJリーグを代表する名門クラブだ。それぞれの地域と密着した活動を継続的に続けており、地元のサポーターたちの熱い支持と応援を受けながら戦っている。横浜・浦和サポーター双方が満足する明るい展望を、一刻も早く見せてほしいものだ。

日産スタジアム(yoppyさん撮影,Flickrより)
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