超絶ホワイト待遇! おたる水族館の「草刈り係契約社員」の働きぶりは...
北海道の「おたる水族館」の契約社員の労働条件がツイッター上で話題になっている。労働条件が流出するなんて!という方は安心してほしい。その社員とはヒツジのことで、労働時間は9時頃から17時頃まで、休憩時間は任意、労働の内容と報酬は敷地内の草刈りと、それで得られる草すべてという、なんともホワイトな条件なのだ。そんなユニークな社員の働きぶりについて、おたる水族館に聞いてみた。
家族サービスで小樽水族館に行ったら羊が草食っててさ
— 買収@UVセレクション (@baisyuu03) 2016年5月5日
見たら労働条件が掲載されててコーヒー噴いた pic.twitter.com/GymKnYTGYu

画像はすべておたる水族館提供
草刈り係としてとても優秀なヒツジ
おたる水族館といえば、言うことを聞かないことで有名なペンギンショーを行っている水族館だ。公式サイト上にも、
「動物がトレーナーの指示どおり行動することだけがショーではありません。
彼らは自由です。ショーの時間でもほとんどが自分の好きなことをしています。
食欲はありますがやる気はありません。」
と書くほどで、動物の自主性を大事にしている様子が伝わってくる。
草刈り係としてのヒツジの導入もその延長線上なのだろうか?

ヒツジの裁量で仕事が進められる
おたる水族館の担当者は、ヒツジの雇用に関して、
「最初は、ヒツジに草刈りを任せた方が早いかもしれないね、と思ったことがきっかけです。そんな話を数年間していたのですが、今の館長になってから実際に導入されることになりました。というのも、館長は恵庭市にある「えこりん村」という施設とつながりがあって、そちらからヒツジを借りることが出来たので、とんとん拍子で話が進みました」
と語った。
その働きぶりについては、
「2015年から草刈りをしてもらっていて、今年で2年目になります。大体1か月で敷地内を1周するくらいのペースで仕事をしてくれますが、そのあたりは生き物なのでヒツジの気分によりますね。
人間が草刈り機を持って刈るよりも癒される風景になるので、北海道にあっているとも思っています。それに加えて、ヒツジなら急斜面でも楽々と移動できるので、全体をきれいにできるんです。10月くらいからは雪が降って草刈りの必要が無くなるので、それから春までの間はえこりん村の方に帰ってもらっています」
とのこと。静かで、癒されて、更には環境にも優しいヒツジにより草刈りは確かに北海道の雰囲気にマッチしそうだ。

斜面でも気にせず草を食べてくれる
実はヒツジやヤギによる草刈りは、数年前から世界中で注目されている。日本ではいくつかの牧場やDMMなどがレンタルサービスを提供しているが、まだまだ一般的とは言えない。しかしその一方、アメリカではなんとAmazonから気軽にレンタルすることができるのだ。
「Hire a Goat Grazer」のページを見ると、草の種類を始め庭の広さ、状態、立地をチェックする欄がある。更に詳細を入力、画像を添付することで、プロによる診断が行われ、的確な解決策が提案されるという。このサービスが日本に上陸した日には、日本の街中でもヒツジやヤギが草を食べる姿を見られるようになるかもしれない。
