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大学芋、実は「東大」発祥? 今も売ってる「元祖」を赤門前で食す

城戸 譲

城戸 譲

2016.05.03 06:00
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とりあえず「広辞苑」を引いたけど...

手元の「広辞苑第六版」で、大学芋の項目を引いてみると、

「一説に、大正から昭和にかけて、学生街で好まれたことからの名」

と、きわめてアバウトに書かれている。これじゃあ足りない。

おいもやさん興伸」を展開するサツマイモ問屋、川小商店の公式サイトを見てみると、諸説あるとしながらも、

「諸説ありますが、甘味の不足した時代に東大赤門近くの本郷にあった定食屋さんのおばちゃんが、学生に甘いものを食べさせてあげたいと考案したもの」

との説が書かれていた。どうやら「大学」とは、東京大学のことらしい。

東京大学
東京大学

さらに調べてみると、東京都台東区に「元祖大学いも」を冠したお店があることがわかった。三ノ輪と吉原の間に位置する「味の良三郎」。さっそく大学芋(100グラム190円)を買ってみると、包み紙に「由来」が書かれていた。

味の良三郎
味の良三郎

それによると大正初期、東大・赤門前に「三河屋」なる氷屋があり、そこでサツマイモを揚げて、蜜にからめたところ、教授や学生から「大学いも」と親しまれるようになった。すでに赤門前に「三河屋」は現存しないが、そこで修業した初代・良三郎氏が店をおこし、いまも三代目が「元祖 大学いも」を守っているのだそうだ。

包み紙には「元祖 大学いも」の由来が
包み紙には「元祖 大学いも」の由来が

赤門前で食べてみよう
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