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各地で増える「だしの自販機」 広島、大阪、名古屋などで目撃...いったい何者?

松葉 純一

松葉 純一

2016.04.19 06:00
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秋田県のうどん自動販売機がなぜか全国で大きな話題となった。海外旅行をすると気が付くことだが、ヨーロッパでもアメリカでも自販機を見かけることは日本ほど多くない。さまざまな事情はあるのだろうが、日本人ほど自販機に愛着がある国民、また日本ほど自販機文化が発展した国は、ちょっと珍しいのかもしれない。

自販機で売られているものも実に多種多様で、中には「えっ、こんなものまで自販機で売られてるの?」と驚く、不思議な商品もある。

2016年4月13日、次のような写真付きのツイートが投稿された。

大阪市旭区の千林商店街で「だしの自販機」を見かけたという報告である。「ペットポトルの中に昆布と炭焼きあごが入ってる~」というコメントが添えられている。清涼飲料水やお茶ならともかく、「だし」とは意外だったのか、投稿者は「思わず買ってみた♪」らしい。思いがけないものを見つけた、というウキウキ感が伝わってくる。

しかし、「だしの自販機」とはいったい何だろう?

「だし醤油の自販機あるとか、〇〇って凄いね!」

「だし道楽」ウェブサイトより
「だし道楽」ウェブサイトより

そこでJタウンネット編集部は「だしの自販機」について、調べてみた。

そこで分かったのは、これは広島県江田島の二反田醤油が販売する濃縮だし醤油「だし道楽」の自動販売機だった。そもそものきっかけは、二反田醤油が呉市に「うどん屋 だし道楽」を出店したところ、「うどんのだしだけ売ってほしい」という客の要望があったからだという。

「焼きあご入り(500ml)」650円と「昆布入り(500ml)」450円の2種類がある。あごとはトビウオのことで、炭火で焼いた焼きあごが1匹丸ごと入っている。

自動販売機は、地元・広島県内はもとより、岡山県・福岡県・大阪府・愛知県などに設置されているようだ。その一つが、冒頭のツイートで紹介した大阪市旭区の千林商店街に置かれた自販機、というわけだ。

ツイッター上には、さまざまな目撃証言が投稿されている。いくつかを紹介させてもらおう。

以上、広島、北九州、名古屋、岡山、大阪からの証言だ。「だしの自販機」は、主に西日本で増殖中である。東日本の皆さん、もう少しお待ちいただきたい。待てない人はオンラインショップでも購入できる。いや、やはり自販機で購入したいという人は、西へ向かおう。名古屋、大阪では入手できる。

「だし道楽」ウェブサイトより
「だし道楽」ウェブサイトより

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