間もなくサヨナラ? 新宿駅の高速バスターミナルたちを歩く
ヨドバシ前の「狭いバスターミナル」は...
「バスタ新宿」は、公募によって選ばれた愛称。バスがスター(星)のように各地へ放射する、バスとタクシーの略などの意味を込めた。2階にはJR改札、3階はタクシー乗降場、そして4階に高速バスターミナルが設置される。
国土交通省の発表によると、西口周辺に分散していた19か所のバス停を集約。15のバース(乗降場)に、118のバス事業者が乗り入れ、あわせて1625便が発着する「日本一」のバスターミナルになるという。では、どんな会社が入るのだろう。
まずはJRバス(ジェイアールバス関東)。NTTドコモ本社前にある「新宿駅新南口(代々木)」を閉め、乗車・降車ともにバスタへ移る。現状では代々木駅が最寄りのため、同駅構内には移転の告知が張られていた。
続いて、京王グループの「新宿高速バスターミナル」。現在はヨドバシカメラ前のMY新宿第二ビル(ヨドバシが所有)を使用しているが、一部の便を除いてバスタ乗車に変更される。とはいえ降車については、ひとまず5月8日まで、従前の場所で続けられる。
報道によると、MY新宿第二ビルは取り壊され、道をはさんだヨドバシ本店と一体で再開発される予定だ。高速バスが歩道を横切り、狭い道路をすり抜ける風景が見れなくなるのは、少し残念な気もする。