「うちの子と隣の子がケンカ。そしたら母親が『くそガキがー!』とつかみかかってきて...」(香川県・40代女性)
子どものケンカに親が出るタイプ
家は隣、幼稚園も習い事も同じ、ということで、子どもたちも自然と仲良しになり、毎日のように一緒に過ごすようになりました。しかし、男の子同士、また年齢も年齢ですから、どうしても時々ケンカになることがあります。
私は「子どものケンカに親が出るものじゃない」という考えなので、できるだけ子ども同士で解決させるように心がけていました。うちの子の話を聞いて、非があれば直すように言って自分から「ごめんなさい」させましたし、向こうに問題がある、と感じたときでも、できるだけ許してあげるようアドバイスしていたつもりです。
ですが、彼女はそうではなく......。出会った当初から気づいてはいたのですが、彼女は子どもを溺愛していて、子どもに向けられたたわいない悪口を、自分のこととして文字通りに受け止めてしまうようなタイプでした。ですので、うちの子と自分の子どもがケンカをすれば、それは彼女にとっては「自分が侮辱された!」という感覚だったらしいのです(今にして思えば。当時はそこまで真剣に受け取っていなかったのですが......)。