15周年を迎えたウィキペディアが、地域振興の主役になるかもしれない(前編)
2016.02.03 11:00
ウィキペディアを、単なる「ネットの百科事典」としか思っていないあなたにこそ、今回の記事を読んでもらいたい。ウィキペディアは今、現実社会に飛び出して(あるいは現実社会を取り込んで)、「便利な調べ物サイト」に留まらない、新たな役割を見つけようとしている。
ウィキペディアはこのほど、誕生から15周年を迎えた。これを記念して2016年1月24日、東京・二子玉川のカタリストBAで、利用者や大学教員など約60人が参加するイベントが開催された。
ウィキペディアにかかわる数々の取り組みや、記事の執筆論などが語られたこの会を、Jタウンネットは取材した。その中から今回は、「地域」に関わる部分をメインにレポートする。