「アパート住民たちがゴミ出しルール無視。一軒家組と険悪なムードに...」（福岡県・30代女性）
同じ町内に暮らしていても、一戸建ての住民たちと集合住宅の住民たちとでは、あまりお付き合いがないことが多い。
福岡県のRさん（30代女性・パート）の地元もその例外ではなかったが、ある問題を巡り、一戸建て組と集合住宅組の間に対立が生じるようになった。その顛末とは。
若者ばかりのアパートの人たちは...
一軒家とアパートが混在して建つ、小さな住宅街に暮らしてます（私は一軒家住まい）。
一軒家の方々は、昔からこのあたりに住んでいる人が多く、密接なご近所付き合いがあるのですが、アパート住まいの方は（近所に大学があるせいか）若い人が多いこともあって、ほとんど交流がありません。
今回お話ししたいのは、数年前、そのアパートの方々との間に起こった地域内トラブルについてです。
アパート内にゴミ捨て場はあるのに
問題となったのは、「ゴミ」でした。
他所もそうだと思いますが、うちの町内ではゴミ置き場を近所の住民一同で管理しており、決まった曜日にゴミ出しをするとともに、定期的に掃除などを行ってきました。
ところが、そのゴミ捨て場に、アパートの方々が勝手にゴミを捨てていくのです。
そのアパートには敷地内にちゃんとゴミ置き場が設置されています。ところが裏手にあるので使いにくいのか、住民の方々がもっぱらゴミを捨てるのは、近所にある私たちのゴミ置き場。しかも、時間も曜日もまったく無視です。
おかげで、カラスなどに漁られて辺りにはゴミが散乱するようになり、私たちは掃除に追われるようになりました。
意外な方法で解決
私たちは話し合いを重ね、アパートへの管理会社にたびたび申し入れを行いました。管理会社の方でも、住民の方に注意喚起したり、ゴミ置き場を掃除したりと努力はしてくれたのですが、状況は一向に改善しません。もともと交流がなかったこともあり、私たち一軒家組とアパート組の間には、目に見えて険悪なムードが高まってきました。
ところが何度目かの話し合いのとき、ひとりのご近所さんがある案を出したことから、事態は動き始めました。
「要するに、アパートのゴミ置き場が使いにくいのが悪いんじゃない？」
そこで、アパートではこれまでの裏口から、表玄関の脇にゴミ置き場を移すことにしました。するとどうでしょう。アパートの方々はそのゴミ置き場を使うようになり、「不法投棄」はだんだん減っていったのです。
その後もアパート組とは交流はありませんが、同じ一軒家の皆さんとはこの問題を通じ、いっそう絆が深まったような気がします。
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