1月7日の「七草粥」、全国行事じゃなかった! 山形では「納豆汁」がメジャー
1月7日は「人日(じんじつ)の節句」。一般的には、1年の無病息災を願って、七草粥を食べる日として知られている。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ――いわゆる「春の七草」を具材に、正月で疲れた胃腸をいたわる七草粥だが、どうやら全国的な食文化ではないようだ。
北海道・東北に普及しなかったワケは...
北海道や東北では、「七草」の栽培に適していないため、七草粥はメジャーではないという。いまでこそ流通や保存技術(フリーズドライなど)の進化により、雪深い地域でも、温かい地域で育った葉物野菜を冬場に食べられる。しかし、かつては「春の七草」をそろえるだけでも一苦労だったのだ。
七草粥は食べたことない。雪深い地域なので七草が手に入らないから元々ないのかもしれない。
by秋田県北部出身者
— かぴ (@kapyokapyo) 2016, 1月 7
そういえば七草粥って地元だと本来の七草はほとんど入ってなかったなぁ。よく考えたら1月の東北で青物摘めるわけないよね...未だに東京の七草粥に馴染めない地方民
— 間宮栞@1/24ツキフレ2[ち17b] (@bkm_tkut) 2016, 1月 7
地域差があるからハッキリとはわかりませんが、北海道には七草粥を食べる習慣があまりないような気がします。
僕は一度も食べたことがないんですよねー。どんな味がするんでしょうか??(°_°)
— 安田 廉平 (@Yasuda_Renpei) 2016, 1月 7
最近こそ七草粥の材料が売られてるけど、2、3年前までは無かったよなぁ。北海道に引っ越してくる人が多いのかなー。
— ヒノココ. (@hinococo515) 2016, 1月 6
スーパーに「納豆汁」コーナー
山形県の一部では、七草粥ではなく、「納豆汁」を食べる。スーパーマーケットには納豆汁コーナーが設置され、「納豆汁の素」やセリ、いもがらなどが並ぶ。なお納豆汁は、秋田県でも食べられているようだ。
山形の七草がゆの代わりの納豆汁の盛り上がりかたです、ご確認ください。 pic.twitter.com/aOeZCRPzBs
— キシコ@フェチフェス (@kishico) 2016, 1月 7
今日は世間では七草粥を食う日らしいが、やまがたは納豆汁というお腹を休ませてるのかどうかわからないようなものを食べる日なのだ!!
— とも@蔵王高速電鉄 (@keyanohana) 2016, 1月 7
秋田は基本的に冬に青菜を摘むことがでぎねねがら「七草」の習慣は定着してねえ感じだども、最近だば流通も良ぐなって今朝は七草粥食ったど。とはいえ、小正月に「きゃのこ(きゃの汁)」食ったり「納豆汁」食ったりしてる方が多いどもな。へばな。 pic.twitter.com/PXtN54uFfz
— 超神ネイガー (@neiger_akita) 2016, 1月 7
「おかゆを食べた後」東西で違いが
七草粥を食べる地域同士でも、その風習は異なる。関東では1月7日に「七草粥」を食べた後、すぐさま玄関の門松やしめ縄を片付ける。しかし、関西で門松やしめ縄を片付けるのは、1月15日だ。
正月飾りを行う「松の内」の期間が、東西で異なることに起因しているのだが、食べる物は同じなのに、「食べた後」は違うというのがおもしろい。