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1月7日の「七草粥」、全国行事じゃなかった! 山形では「納豆汁」がメジャー

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.01.07 17:46
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1月7日は「人日(じんじつ)の節句」。一般的には、1年の無病息災を願って、七草粥を食べる日として知られている。

七草粥(David Pursehouseさん撮影、flickrより)
Nanakusa-Gayu (七草粥) - 7 herb porridge

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ――いわゆる「春の七草」を具材に、正月で疲れた胃腸をいたわる七草粥だが、どうやら全国的な食文化ではないようだ。

北海道・東北に普及しなかったワケは...

北海道や東北では、「七草」の栽培に適していないため、七草粥はメジャーではないという。いまでこそ流通や保存技術(フリーズドライなど)の進化により、雪深い地域でも、温かい地域で育った葉物野菜を冬場に食べられる。しかし、かつては「春の七草」をそろえるだけでも一苦労だったのだ。

スーパーに「納豆汁」コーナー

山形県の一部では、七草粥ではなく、「納豆汁」を食べる。スーパーマーケットには納豆汁コーナーが設置され、「納豆汁の素」やセリ、いもがらなどが並ぶ。なお納豆汁は、秋田県でも食べられているようだ。

「おかゆを食べた後」東西で違いが

七草粥を食べる地域同士でも、その風習は異なる。関東では1月7日に「七草粥」を食べた後、すぐさま玄関の門松やしめ縄を片付ける。しかし、関西で門松やしめ縄を片付けるのは、1月15日だ。

正月飾りを行う「松の内」の期間が、東西で異なることに起因しているのだが、食べる物は同じなのに、「食べた後」は違うというのがおもしろい。

正月気分も、もうおしまい(uka0310さん撮影、flickrより)
門松
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