電卓にデスクランプ? あの頃流行った「多機能筆箱」の進化がスゴすぎる...「懐かし文房具」のいま
サクラクーピーペンシル
最後に紹介したいのは、サクラクレパスの「クーピーペンシル」。色鉛筆とクレヨンの中間のような、柔らかいタッチと滑らかな書き心地を持ったロングセラー商品だ。1973年の登場から40年以上にわたって子どもに愛される「定番」の1つだ。
今でも現役バリバリで、特徴的な幾何学模様のパッケージデザインも発売当初から変わっていない。ただ1か所だけ、時代の変化を感じさせる表記の変化が。かつては「肌色」と表現されていたものが「うすだいだい」となっているのだ。
以上、前後編にわたって6つの文房具を紹介した。結果からいえば、あの頃流行していた文房具のほとんどが現在でも製造・販売されているようだ。それだけでなく、クーピーや多機能筆箱など、時代の流れにあわせて何らかの「変化」や「進化」を遂げているものも見つかった。
しかし改めて振り返ってみると、いずれも「そりゃ、流行るよなあ...」と納得できる魅力的な文房具ばかり。現代の子ども達の間で、「バトエン」や「ねりけし」などがいつまた流行しても全くおかしくはなさそうだ。