若者の年賀状離れ、江戸時代の侍に聞いてみたら...「手紙で済ます? 江戸なら叩っ斬られるでござるよ!」
年賀状が広まったのは明治時代、それも日清戦争後
――てっきり、年賀状って昔からの伝統かと思い込んでいました。
侍 ああ、多いんでござるよそういうの。江戸なしぐさとか。そもそも年賀状が確立したのって、郵便制度ができた明治以降でござるからな。みんながやるようになったのは、せいぜい日清戦争後らしいでござるよ。
――......江戸時代の方ですよね。
侍 おっと。
――ちなみに現代の若者は年賀状の代わりに、LINEなどのSNSで年始のあいさつをしています。Jタウンネットのアンケートでも、回答者の3割近くがSNS、またメールなどを使っているそうです。
侍 らいん......とな? なにこれ、すっごい便利。え、これでもう全部済ませてよくないでござるか?
――年賀状は叩き斬るとか言ってたのに......。
侍 ははは。まあ時代が変われば、あいさつの方法も変わって当然でござるよ。肝心なのは、変に形を押し付けることではなく、それを通じて伝える真心ではござらんか。年始回りであれ、年賀状であれ、らいんであれ。
――なるほど。本日はありがとうございました。
侍 こちらこそ、かたじけない。
というわけで、今回は江戸時代の侍をお招きしての特別インタビューをお送りした。みなさま、Jタウンネットを2016年もなにとぞよろしくお願いいたします。