「庭の毛虫めぐりお隣と険悪に。私が悪いのか?納得いかない」(岐阜県・60代男性)
一番困った毛虫がお隣に!
さて、ある日のこと。軽く庭の手入れをしていた私は、ふと隣のサザンカに目をやりました。そのとき、葉の裏に何かが引っ付いているのに気が付いたのです。私にはすぐに正体がわかりました。そう、チャドクガです。
サザンカに群がるチャドクガは、私が一番気をつけている害虫です。葉を食べてしまうのはもちろん、その毒毛がちょっとでも肌に触れると、ものすごいかゆみを引き起こすからです。しかも、1度発生してしまうと、放っておくのはもちろんダメ、駆除しようとしても、下手を打つとかえって毛が散って大変な目に遭うものですから、私などはとにかく発生を未然に防ぐため、年に2~3度は駆除剤をまくなど、とにかく気をつけているのです。そのチャドクガが、すぐお隣に......(駆除が不十分だったに違いありません)。
このままでは、我が家の庭にまで彼らの上陸を許してしまいます。一刻の猶予もありません。私はすぐにお隣のドアを叩き、チャドクガの恐ろしさと、駆除の必要性を教えてあげました。最初はなんのことだかよくわからない様子のお隣でしたが、時間をかけて私が説明したおかげで、ようやく理解してもらえたようで、「すぐに自分で駆除しようと思う」と約束してくれました。とはいえ、先ほど申し上げた通り一筋縄ではいかない相手ですから、私からも駆除のコツ(しっかり体を防護し、ポリ袋などを使って幼虫が付いている枝ごと切り落とす)について、できるだけわかりやすく説明いたしました。