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「下水道工事への同意かたくなに拒む隣人。身勝手すぎる理由に、町内会長が動いた!」(茨城県・20代男性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2015.10.01 17:00
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ご近所にはだいたい1人くらいどうにも、自己中心的な困った人がいる。普段は適当に距離を置いていればなんとかなるが、その行動が町内全体の不利益につながるとしたら......?

茨城県のNさん(20代男性・大学生)の住む地区では最近、下水道敷設の話が持ち上がった。ところが、1人だけ工事に同意しない隣人がいる。困った町内会の皆さんが採った手とは。

このままでは自腹で工事しないと!

最近うちの地区に、ようやく下水道が敷かれることになったんです。

工事に当たって、私道なんかがある関係上、関係する住民全員の同意書をもらってください、って話になったんですが......。みんなすぐに書類を提出する中、1人だけ一向に出そうとしないご近所さんが(仮に、Aさんとします)。

画像はイメージです(haru__qさん撮影、Flickrより)
Under construction

Aさんは元々、町内会の作業なんかもさぼりがちで、何かと自分勝手なオッサン、という風に周りからも見られていた人でした。とはいえ、このAさんがサインしてくれない分には、工事を進めようがありません。うちの父をはじめ、町内会の役員たちが何度もAさんの家に出かけて、なんとか同意してくれるよう話したんですが、なんのかんの適当な理由を付けてきて、一向にラチが開きません。

困ったことに、このタイミングを逃すと、次に下水道が作れるのはいつになるかわかりません。作れたとしても、住民の自腹になるというんです。父は市役所なんかにも相談したんですが、「住民同士のことなので......」と逃げられてしまいました。

職場の関係を使って圧力!

「そもそも、なんでAさんは工事を嫌がるんだ?」

いろいろみんなで情報を集めてみたところ、実はAさんは自宅を違法改築していて、下水道ができると、今使っている浄化槽がダメになってしまう(また改築をしなくてはならなくなる)、そんならイヤだ――と、そういう理屈らしいのです(自分も詳しくはないので、このあたりはちょっとあやふやなんですが)。

なんにしても、自分1人の事情で(しかも自業自得)、近所全体の利益をつぶそうというAさんの振る舞いに、さすがに近所の皆さんも怒りました。

そこで動いたのが、町内会長さんです。普段は物静かなおじいさんで、今回の件もあくまでAさんに穏当な形で納得してもらおうとしていたのですが、どうにもならないと見るや、昔からの付き合いをたどって、勤め先の上司はじめ、かかわりのある人たちにAさんを「説得」してもらったのです(要するに圧力ですね)。さすがにこれにはAさんも参ったようで、間もなく渋々ながら、同意書を提出してくれました。

ご近所トラブルを解決するには正攻法だけでなく、相手の社会的な立場も利用して交渉するというのが、実は有効な手段なんだなあ、というのを実感した出来事でした。

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