「『お前の猫が盗ったんだろ!』...隣人に冤罪を着せられて、悔しい」(埼玉県・30代女性)
このコーナーでも、ペットをめぐるトラブルはたびたび取り上げてきた。その多くは「他人の飼っている犬や猫に迷惑をかけられた」側からの投稿だったが、今回は飼い主の側からの話を紹介したい。
埼玉県のMさん(30代女性・主婦)は、隣人から愛猫についてのクレームを受けた。自分の猫はそんなことをしない、と信じているMさんは、事の成り行きに納得がいかないという。
うちの子はそんなことはしない!
猫を飼っています。ある日、隣人のAさんが、苦情を言いに来ました。うちの猫が、Aさんの庭の池の鯉を食べたというのです。
Aさんは昔からこのあたりに住んでいる人です。比較的最近引っ越してきた我が家は、奥さまとは多少のお付き合いがありましたが、旦那さんであるAさんとはほとんどこれが初対面でした。年齢は50代くらいでしょうか。
「大切に飼っている鯉が、急に1匹いなくなったんだ。『犯人』は、お宅の猫ぐらいしか考えられないんだよ」
確かにうちでは猫を散歩のため、外に出すことがあります。しかし、うちの猫は基本的にキャットフード以外は食べないタイプで、今まで金魚鉢などを置いていても、じゃれつくようなことはしたことがありません。ましてや大きな鯉を獲って食べるなんて、ちょっと考えられません。
関係ないことまで持ち出され...
そうお話したんですが、Aさんは「お宅の猫がやったに決まっている」の一点張りです。こちらとしても、「念のため、これからは外に出さない」と約束せざるを得ませんでした。
ところがまた数日後、Aさんは「別の鯉が食べられた、やっぱりお宅の猫だろう」と言ってきました。
この数日、猫はずっと家にいたはずですから、明らかに「犯人」は別のはず。そう反論したのですが、「それはそれとしても、以前からうちの庭をうろうろして迷惑だった」「糞をされたこともある」と、今度の話とは関係ないことを持ち出して、延々と難癖を付けてきます。
今後の付き合いもあるし...妥協
証拠もないのにウチの猫のせいにされてはたまらない!とは思ったものの、糞などについては可能性は否定しきれません。結局、防護網をこちらのお金でお隣の池に掛ける、その代わり、今後鯉の被害があってもうちの責任はない――という条件で、妥協することにしました。
不満は不満ですが、なにしろ相手はお隣さんです。ゴミ掃除の当番など、お付き合いの機会も続きますから、ここは我慢することにしました。
けれど、冤罪なのに......悔しいです。
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