故・中島らもさんの「啓蒙かまぼこ新聞」が、現在も続いているって知ってた?
2015.08.29 11:00
当時の「かま新」を彷彿とさせるテイスト
中島らもさんが2004年7月に脳挫傷で世を去った翌05年に、カネテツデリカフーズは「啓蒙かまぼこ新聞」の名を引き継いだサイトをオープンした。
その内容は中島さんの手掛けたエッセイやマンガをはじめ、ウミガメを特集した「ウミガメ通信」や、謎の人物「まるつさん」のお弁当の中身を扱った「まるつのお弁当」など、どれもシュールなページばかり。中島さんのブラックなテイストとは少し違うが、そのユルい雰囲気は当時の「かま新」を彷彿とさせるものになっている。
カネテツデリカフーズの担当者に、このサイトを制作した理由を聞いてみると、
「中島らもさんが手掛けた『啓蒙かまぼこ新聞』は、弊社を代表する広告で、現在でも多くの方に愛されています。そういったファンの方に、ネット上でも『かま新』を楽しんでいただこうと、05年に弊社のホームページをリニューアルした際に同サイトをオープンいたしました」
と語った。上記したようなシュールなコンテンツは、当時の社員が手掛けたものだという。現在のところ、更新が続いているのはイメージキャラクター「てっちゃん」のコーナーだけではあるが、同社はファンの為にもサイトを存続させる予定だとしている。