球児が涙で持ち帰る「甲子園の土」って、いったい「どこの土」なの?
白砂の方は中国から来ている
甲子園球場の公式サイトによれば、鹿児島以外にも三重、大分、鳥取などからも土を納入し、これらを混ぜて使っているという。「初代」である岡山・日本原の土も使用されているそうだ。もっとも産地は「毎年決まっているわけではない」とのこと。
また、白砂の方は、意外にも遠く中国・福建省から運び込まれている。水はけの良さが、選ばれた決め手だったそうだ。
というわけで、甲子園の土は「どこの土」というより、担当者がこれまでの経験と技術に基づいて作り上げた、まさしく「甲子園の土」と呼ぶべきだろう。観戦の時は球児はもちろん、その土に精魂を傾ける人たちのことも、たまには思い出してみては?