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水都・大垣のデータセンターには、ちょっと意外な設備があるらしい

竹内 翔

竹内 翔

2015.08.19 17:00
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エンジニア向けに極上のホスピタリティ

もちろん、環境配慮設備だけではなく、地震、洪水、液状化といった防災対策においても厳しい基準を高度に満たしているMiraiDC2であるが、ひときわ興味を引く、データセンターとしては「世界初」の施設がある。――「足湯」だ。

畳敷きの小上がりの向こうに見える扉の先には...
畳敷きの小上がりの向こうに見える扉の先には...
なんと足湯が!
なんと足湯が!

なんのシャレかと思う向きも多いだろうが、この足湯は、ミライネットがデータセンター内で作業をする顧客のエンジニアに対して用意した「ホスピタリティ」なのだ。
通常、データセンターというのは殺風景でだだっ広い空間に、人間には寒すぎる室温が設定され、さらにサーバーや空調が動作音を発し続ける――という過酷な労働環境である。そこで、ミライネットがエンジニアが快適に作業ができるようにと考え出したのが、前述の熱交換システムで暖かくなった水を、足湯に使うというアイディアである。

実際に浸かってみたが、それはもう当たり前だが気持ちが良い。データセンターで足湯に浸かるという非日常が、いくばくかの背徳感と共に代えがたい安らぎを与えてくれる。仕事で缶詰めになっているエンジニアにとっては、これ以上のリフレッシュはなかろう。

足湯に浸かるエンジニアたち。完全に癒されている。
足湯に浸かるエンジニアたち。完全に癒されている。

実は、「地下水」「伊吹おろし」と「足湯」を合わせたアイディアは、環境省と経済産業省から補助事業に採択されたもの。環境配慮型であるだけでなく、自社のエンジニアたちが気持ちよく仕事ができるデータセンターと聞けば、サーバーの新設・移設を検討するIT企業の経営者たちが、候補に加えること間違いなし、である。

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