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水都・大垣のデータセンターには、ちょっと意外な設備があるらしい

竹内 翔

竹内 翔

2015.08.19 17:00
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「地の利」を活かした環境配慮型データセンター

大垣は「水の都」と呼ばれている。揖斐川、杭瀬川をはじめとする15本もの一級河川が流れる上、豊富な地下水を蓄えており、かつてはこの地下水を活かした紡績産業が盛んであった。
もうひとつ、大垣のある濃尾平野には、冬に北西から乾いた季節風が吹きこむ。伊吹山の方角から吹くことから「伊吹おろし」と呼ばれている。

実はMiraiDC2は、この2つの地理的特徴を、環境配慮目的に最大限活用した施設なのである。水と風が、どう「エコ」に使われるのか、簡単に説明しよう。

まず水。豊富な地下水をポンプでくみ上げ、サーバー室の冷却に利用する。サーバ室からの排熱とくみ上げた冷たい地下水を熱交換装置に入れ、装置内で熱を交換する。暖かくなった水は地下に戻し、冷たくなった水はサーバー室の空調機に戻されるという仕組みだ。これにより、年間の冷却コストの50%を地下熱エネルギーで賄えるという計算である。

熱の循環モデル(概念図)
熱の循環モデル(概念図)

次に風。風とエコの関係と言うと、風車を使った風力発電がすぐに頭に浮かぶが、ここでの使い方はそうではない。一定方向の風を屋内に取り込めるように角度をつけた外壁を設け、外気冷房に使うファンの動力とするのである。

これら2つの「地の利」を活かしたシステムと、空調の効率を高めるために採用した「サイドフロー空調」により、MiraiDC2は日本データセンター協会が認定する「環境に優しいデータセンター」基準で、もっとも厳しい「レベル3」を満たしている(認定審査は2015年8月20日以降に開始)。

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